「自宅での入浴や食事に少し手助けがほしい」「家族の負担を減らしながら、住み慣れた家で暮らし続けたい」

そんな想いを支えるのが「居宅介護(ホームヘルプ)」です。専門のホームヘルパーがご自宅を訪問し、日常生活のお手伝いを通して、あなたらしい安心した生活をサポートします。

主なサービスは、食事や入浴、排せつなどのお手伝いをする「身体介護」、調理や洗濯、掃除、生活必需品の買い物などを代行する「家事援助」、そして病院への通院などをサポートする「通院等介助」の3つです。

障害支援区分が「区分2」以上の方が主な対象ですが、通院の付き添いなど、サービス内容によっては「区分1」の方も利用できる場合があります。

利用料金は、ご本人やご家族の所得に応じて月々の自己負担上限額が定められており、その範囲内で原則としてサービス費用の1割を負担する仕組みです。

居宅介護は、障害のある方が地域で自立した生活を送るための、基本となる大切なサービスです。一人で抱え込まず、まずは相談してみませんか?

居宅介護 に関するよくある質問

Q1. 「身体介護」と「家事援助」はどう違うのですか?

A1. 「身体介護」は、ヘルパーがご利用者様の体に直接触れて行うケアを指します。具体的には、食事や入浴、着替え、排せつ、体位変換などのお手伝いです。一方、「家事援助」は、ご本人の日常生活を支えるための家事を行うサービスです。調理や洗濯、掃除、生活必需品の買い物などがこれにあたります。

 

Q2. 家族の分の食事も作ってもらえますか?

A2. いいえ、できません。居宅介護は、あくまでご利用者様ご本人のためのサービスです。そのため、ヘルパーがご家族の分の食事を作ったり、ご家族の部屋を掃除したり、来客の対応をしたりすることは原則としてできません。

 

Q3. 「障害支援区分」とは何ですか? どうすれば認定されますか?

A3. 「障害支援区分」とは、どのくらいのサポートが必要かを判断するための行政の認定基準です。区分は1から6まであり、数字が大きいほど必要とされる支援の度合いが高くなります。認定を受けるには、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口への申請が必要です。その後、心身の状態に関する聞き取り調査(認定調査)などを経て区分が決定されます。

 

Q4. 利用料金の「上限月額」とは、具体的にいくらくらいですか?

A4. 世帯の所得に応じて、ひと月に支払う自己負担額の上限が決められています。例えば、市町村民税が非課税の世帯は0円、一般的な所得の世帯(※)は9,300円37,200円が上限となります。たとえサービスをたくさん利用しても、この上限額を超えて請求されることはありません。

(※所得区分により異なります。詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。)

 

Q5. 買い物や通院なら、どこへでも連れて行ってもらえますか?

A5. いいえ、サービスの範囲には目的が定められています。「通院等介助」は、病院への通院や、公的な手続き、他の福祉サービスを受けるための相談などが対象です。趣味の買い物やレジャーなど、日常生活に必須とはいえない外出はサービスの対象外となります。

 

Q6. ヘルパーさんに来てもらうのに少し抵抗があります。

A6. 初めて自宅に他の人が入ることに、不安や抵抗を感じるのは自然なことです。居宅介護では、まずケアマネージャーやサービス提供責任者がご本人の状況やご希望を詳しく伺い、相性の合いそうなヘルパーを担当につけるなど、安心してサービスを開始できるよう配慮しています。秘密は厳守されますので、生活に関する悩みや相談も気兼ねなくお話しいただけます。

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