就労定着支援
「念願の会社に就職できたけど、人間関係や仕事のことで悩んでいる」 「長く働き続けたいけど、体調管理や生活リズムとの両立が不安…」
就労定着支援は、障害福祉サービスを利用して一般企業に就職した方が、その職場で長く安定して働き続けられるように、生活面・仕事面の課題を解決するためのサポートを行うサービスです。
支援員が定期的に面談を行い、ご本人からの相談に乗るだけでなく、ご本人の同意のもとで会社の上司や同僚、ご家族、医療機関などと連絡を取り、働きやすい環境を整えるための「橋渡し役」を担います。
就労移行支援などを利用して就職してから6ヶ月が経過した方が対象で、そこから最長3年間、サポートを受けることができます。
就職をゴールとせず、その先にある「働き続ける」という目標を、専門家と共に実現していくための心強いパートナーです。
就労定着支援の注目記事
就労定着支援 に関するよくある質問
- Q1. 就労移行支援の「職場定着支援」とはどう違うのですか?
A1. 支援の期間と役割が異なります。
- 職場定着支援(就労移行支援による): 就職後6ヶ月までの初期フォローです。就職前に利用した事業所が、新しい環境に慣れるまでを支援します。
- 就労定着支援(本サービス): 就職後6ヶ月経過後から利用できる、より長期的な支援です。最長3年間、継続して働き続けるための課題解決をサポートします。
- Q2. 利用できる期間はどれくらいですか?
A2. 利用期間は最長で3年間です。1年ごとに更新が必要で、この間に安定して働き続けられる基盤を作っていくことを目指します。
- Q3. どんなことを相談できますか?
A3. 仕事の悩みから生活の悩みまで、幅広く相談できます。
- 仕事の悩み: 仕事の覚え方、上司や同僚とのコミュニケーション、業務量の調整など。
- 生活の悩み: 給料の管理(金銭管理)、生活リズムの乱れ、休日の過ごし方、通院との両立など。
- 体調の悩み: ストレス対処法、疲れが取れない、といった健康管理全般。
- Q4. 会社の人に、このサービスを使っていることを知られてしまいますか?
A4. 支援員が会社の方と連絡調整を行う場合は、必ず事前にご本人の同意を得ます。ご本人が希望しない限り、会社に知られずに、ご本人との面談だけで支援を進めることも可能です。「会社には内緒で、仕事の悩みを客観的に聞いてほしい」といった利用の仕方もできます。
- Q5. 料金の「実費負担」とは何ですか?
A5. 就労定着支援は、事業所に通って食事をするようなサービスではないため、原則として、利用料(所得に応じた上限額あり)以外の実費負担(食費など)は発生しません。もし、支援員との面談を喫茶店などで行い、その際のご自身の飲食代を負担する、といったケースは考えられます。
- Q6. どうすれば利用できますか?
A6. 就職してから6ヶ月が経過する頃に、就職前に利用していた就労移行支援事業所などから、このサービスについての案内があるのが一般的です。ご自身で利用を希望する場合は、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口や、地域の相談支援事業所に相談し、申請手続きを行います。