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メタディスクリプション

行事や保護者対応に疲れ、企業内保育所への転職を考えている保育士さんへ。働くメリット・デメリット、向いている人の特徴を徹底解説します。少人数でゆったりとした保育環境で、自分らしい働き方を見つけませんか?


企業内保育所で働くメリット・デメリット|行事や残業に疲れた保育士さんへ

「毎月の行事準備に追われて、子どもとゆっくり関わる時間がない」
「保護者対応のプレッシャーで、精神的に休まらない」

認可保育園などで働いていると、こうした悩みを抱えることは珍しくありません。もっと穏やかな環境で、子ども一人ひとりに寄り添う保育がしたい。そう考えたときに候補に挙がるのが「企業内保育所(事業所内保育所)」です。

少人数でアットホームなイメージがある企業内保育所ですが、実際に働くとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回は、大規模園での業務に疲れを感じている保育士さんに向けて、企業内保育所の働き方のリアルを解説します。

そもそも企業内保育所とは?

企業内保育所(事業所内保育所)とは、企業が従業員のために、会社の中や近隣に設置している保育施設のことです。

主な利用者はその企業で働く社員の子どもたちですが、地域枠として近隣住民の子どもを受け入れている場合もあります。

企業内保育所の特徴
  • 設置目的:社員が子育てしながら働き続けられるようにするため
  • 規模:定員10名〜30名程度の小規模な園が多い
  • 運営形態:企業が直接運営する場合と、保育運営会社に委託する場合がある

認可保育園のような「就学前教育」という側面よりも、「家庭的な保育」「安全な預かり」に重きを置いているのが大きな特徴です。

企業内保育所で働く5つのメリット

行事の多さや人間関係に疲れてしまった保育士さんにとって、企業内保育所には魅力的なポイントがたくさんあります。

1. 行事が少なく、準備の負担が軽い

認可保育園との最大の違いは、行事の少なさや規模の小ささです。
運動会や生活発表会といった大規模な行事がない、あるいはあっても小規模な「お楽しみ会」程度で済ませることがほとんどです。

衣装作りや大道具の製作、ピアノの練習などに追われる日々から解放されます。「行事のための保育」ではなく「日々の生活」を大切にできるのが嬉しいポイントですね。

2. 少人数制で子どもとじっくり向き合える

多くの企業内保育所は小規模です。担任制ではなく、スタッフ全員で全員の子どもを見る「異年齢保育」を取り入れているところも多くあります。

一人ひとりの発達や興味に合わせて、ゆったりとしたペースで関わることができます。「集団をまとめること」に必死になる必要がなく、子どもと同じ目線で遊べる環境は、保育士としての本来の喜びを思い出させてくれるでしょう。

3. 保護者対応がスムーズな傾向にある

保護者は基本的に「同じ会社の社員」です。会社というコミュニティに属しているため、理不尽なクレームや無理な要求が少ない傾向にあります。

また、職場と保育園が近いため、子どもの体調不良時の連絡やお迎えもスムーズです。「お迎えに遅れる連絡がない」といったトラブルも比較的少ないと言われています。

4. 土日祝休みや固定シフトが取りやすい

企業のカレンダーに合わせて運営されることが多いため、土日祝日が休園になるケースが一般的です。(※病院内の保育所や、サービス業の企業内保育所を除く)

また、夜勤や早朝保育がない園も多く、生活リズムを整えやすいのがメリットです。プライベートの時間をしっかり確保したい人には最適の環境と言えるでしょう。

5. 独自の福利厚生や綺麗な環境

大企業が設置している場合、保育士もその企業の福利厚生(保養所の利用や社食の利用など)を受けられることがあります。
また、オフィスビル内に作られていることが多いため、新しくて清潔な環境で働けるのも魅力の一つです。

後悔しないために!知っておきたいデメリット

メリットが多い一方で、認可保育園とは異なるデメリットも存在します。転職してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。

園庭がない・狭い場合がある

ビルの中や敷地の一角に作られることが多いため、園庭がないケースがほとんどです。
外遊びをする際は、近くの公園まで散歩に行く必要があります。

  • 毎日のお散歩ルートの安全確保
  • 雨の日の室内遊びの工夫

これらが保育士の腕の見せ所になります。「広い園庭でのびのび運動させたい」という思いが強い方には、少し物足りなく感じるかもしれません。

給与水準が下がる可能性がある

認可保育園には国や自治体から手厚い「処遇改善手当」が出ていますが、企業内保育所(特に認可外の場合)では、その対象外となることがあります。

また、行事手当や役職手当が少ない分、月給の総額が前職より下がるケースも。
ただし、「残業代が出ないサービス残業」は少ないため、時給換算すると実は待遇が良い場合もあります。

企業の業績や方針に左右される

企業内保育所は、あくまで企業の福利厚生の一環です。
そのため、企業の業績が悪化したり、方針が変わったりすると、閉園になったり運営会社が変わったりするリスクがあります。

企業内保育所に向いている人・向いていない人

ここまでの特徴を踏まえて、企業内保育所に向いている人の特徴を整理しました。

向いている人
  • 子ども一人ひとりとじっくり関わりたい人
  • 行事や製作物の持ち帰り仕事に疲れた人
  • 土日祝休みなど、プライベートを重視したい人
  • 異年齢保育(縦割り保育)に興味がある人
向いていない人
  • 大きな行事をやり遂げる達成感を味わいたい人
  • 広い園庭でダイナミックな保育がしたい人
  • 年収アップやキャリアアップを最優先したい人

失敗しない求人選びのポイント

「企業内保育所で働きたい!」と思ったら、求人を探す際に以下の点に注目してみてください。

1. 運営形態(直営か委託か)

  • 直営:その企業の社員として雇用されます。給与や福利厚生が良い傾向にありますが、求人数は少なめです。
  • 委託:保育サービス会社(ピジョン、ポピンズなど)に雇用され、派遣される形です。研修制度が整っており、万が一配属先が閉園しても別の園を紹介してもらえる安心感があります。

2. 開所時間と休日

  • 企業によっては「365日稼働」「夜間保育あり」の場合もあります(病院内保育所など)。「土日休みだと思っていたのに違った」とならないよう、募集要項をしっかり確認しましょう。

まとめ:自分らしい保育の形を見つけよう

企業内保育所は、行事の華やかさこそありませんが、その分「日々の丁寧な暮らし」を大切にできる場所です。

「保育士は続けたいけれど、今の働き方はもう限界……」

そう感じているなら、一度企業内保育所という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
少人数で穏やかな環境に身を置くことで、保育の楽しさを再発見できるかもしれません。

まずは転職サイトで、どんな企業の求人があるのかチェックしてみることから始めてみましょう。