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放課後等デイサービスでの保育士の役割とは?行事や保護者対応に疲れた人におすすめな理由

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放課後等デイサービスにおける保育士の役割と仕事内容を解説。保育園特有の行事準備や複雑な保護者対応に疲れ、転職を考えている保育士さんへ。「療育」という新しいステージでの働きやすさや、保育園との違い、向き不向きについて詳しく紹介します。


「毎月の行事準備に追われて、子どもとゆっくり向き合えない」
「保護者からのクレーム対応で、精神的にすり減ってしまった」

保育士として働いている中で、このような悩みを抱えていませんか?子どもは好きなのに、それ以外の業務や人間関係の負担が大きすぎて、仕事を辞めようか悩んでいる方も多いかもしれません。

そんな保育士さんにこそ知ってほしいのが、「放課後等デイサービス(放デイ)」という選択肢です。

実は、放課後等デイサービスでは、保育士資格が非常に重宝されます。そして何より、保育園とは全く異なる働き方が可能です。

この記事では、放課後等デイサービスにおける保育士の役割や仕事内容、そしてなぜ「保育園に疲れた人」におすすめなのかを解説します。

放課後等デイサービスとは?

放課後等デイサービスは、障がいのある就学児(主に6歳〜18歳)が、学校の授業終了後や長期休暇中に通う施設です。

児童福祉法に基づくサービスで、学校や家庭とは異なる「第三の居場所」としての役割を果たしています。ここでは、生活能力向上のための訓練や、社会との交流促進など、個々の発達段階に合わせた支援(療育)が行われます。

なぜ保育士が必要なの?

「障がい児支援=専門の資格が必要では?」と思うかもしれませんが、放課後等デイサービスの人員配置基準には「保育士または児童指導員」が含まれています。

子どもの発達過程を熟知し、一人ひとりに寄り添うスキルを持つ保育士は、放デイの現場でも即戦力として求められているのです。

放課後等デイサービスでの保育士の役割

では、具体的にどのような業務を行うのでしょうか。保育園が集団生活の場であるのに対し、放課後等デイサービスは「個別の支援(療育)」に重きを置いています。

放デイでの主な仕事内容
  • 宿題や学習のサポート:学校の宿題を見守ったり、個別の学習課題を補助したりします。
  • SST(ソーシャルスキルトレーニング):集団活動や遊びを通して、対人関係やルールの理解を促します。
  • 送迎業務:学校から施設、施設から自宅への車での送迎を行います。(※運転免許が必要な場合が多いです)
  • 支援計画の作成補助:「児童発達支援管理責任者」が作成する計画に基づき、日々の記録をつけます。
  • 保護者との面談・相談:子どもの様子を伝えたり、家庭での困りごとの相談に乗ったりします。

保育園のようにクラス全体を統率するのではなく、子ども一人ひとりの特性に合わせた「伴走者」としての役割が強いのが特徴です。

保育園との違いは?転職するメリット

保育園での業務に疲れてしまった方にとって、放課後等デイサービスにはいくつかの「働きやすさ」のポイントがあります。

1. 大規模な行事や制作物が少ない

保育園で最も負担になりがちなのが、運動会や発表会などの「行事準備」と、それに伴う「壁面制作」や「衣装作り」ではないでしょうか。

放課後等デイサービスでも季節のイベント(クリスマス会など)は行いますが、保育園ほどの規模や完成度を求められることは稀です。あくまで「子どもたちが楽しむこと」が主眼であり、職員が持ち帰ってまで準備をするようなケースは少なくなります。

2. 保護者対応の質が違う

保育園では、日々の着替えや持ち物、小さな怪我など、生活全般に関する細かい連絡や対応が求められます。時には理不尽なクレームを受けることもあるでしょう。

一方、放デイを利用する保護者は「子どもの発達」について真剣に悩んでいる方が多いです。そのため、会話の内容は「どうすれば落ち着いて過ごせるか」「家でこんなことができた」といった、発達支援に関する相談や共有がメインになります。

「先生」として信頼され、専門的なアドバイスを求められる場面も多く、やりがいを感じやすい環境です。

3. 体力的な負担が軽減される

保育園、特に乳児クラスでは、抱っこやおんぶ、オムツ替えなどで腰を痛める保育士さんが少なくありません。
放デイの対象は小学生以上がメインのため、抱っこなどの身体的な介助は大幅に減ります。もちろん、活発な子どもと一緒に遊ぶ体力は必要ですが、身体への負担の種類が変わってきます。

あなたは向いている?放デイへの適性診断

放課後等デイサービスは魅力的な職場ですが、向き不向きもあります。以下の項目に当てはまるなら、あなたは放デイで輝ける可能性が高いです。

  • 集団保育よりも、一人ひとりとじっくり関わりたい
  • 30人のクラスを回すよりも、少人数と深く関わるのが好きな人に適しています。
  • 子どもの「できた!」を一緒に喜びたい
  • スモールステップでの成長を見守る根気強さがある人に向いています。
  • 就学児(小学生〜高校生)に関心がある
  • 幼児期だけでなく、思春期を含めた長期的な成長に関わりたい人におすすめです。
  • 残業や持ち帰り仕事を減らしたい
  • プライベートの時間も大切にしながら、長く働き続けたいと考えている人にマッチします。

気になる「給与」や「待遇」は?

「楽になる分、給料が下がるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、近年は国の方針により「福祉・介護職員処遇改善加算」などの制度が充実してきており、放課後等デイサービスの給与水準は上昇傾向にあります。

施設によっては、保育園と同等、あるいはそれ以上の給与を提示しているところも少なくありません。特に保育士資格を持っている場合は「資格手当」が手厚くつくことが一般的です。

まとめ:資格を活かして、もっと自分らしく働こう

保育園での働き方に限界を感じていても、「保育士」という仕事自体を嫌いになったわけではないはずです。

「子どもが好き」という気持ちと、国家資格である「保育士証」。この2つがあれば、活躍できる場所は保育園だけではありません。放課後等デイサービスなら、行事や雑務に追われることなく、目の前の子どもたちの成長にじっくりと向き合うことができます。

もし今の環境がつらいなら、一度「療育」という新しいフィールドを覗いてみませんか?