こんにちは!「あなたに合った働き方が見つかる就労支援ガイド」編集部です。

今、この記事を読んでくれているあなたは、大阪で働きながら、

「今の仕事、ちょっとしんどいな…」

「『就労移行支援』って言葉を聞いたけど、一体何?」

「大阪府って、事業所(施設)が多すぎて、どうやって比較したらいいか分からない…」

なんて、悩んでいませんか?

社会人になって数年、がむしゃらに頑張ってきたけれど、少し疲れちゃったり、自分に合う働き方が分からなくなったりすること、ありますよね。すごく分かります。

でも、大丈夫ですよ。

その「どうしよう…」という悩みを解決するために、「就労移行支援」というサポートがあるんです。

この記事では、特に事業所が多い大阪府(関西エリア)に絞って、

  • そもそも「就労移行支援」って何?
  • 料金はかかるの?
  • 大阪の主要なおすすめ事業所11選の比較
  • どうやって自分に合う場所を「比較」したらいいの?
  • 利用開始までの流れは?

こんな疑問を、難しい言葉を一切使わずに、、分かりやすく解説していきます。

この記事では、抽象的な選び方だけじゃなく、「大阪で評価が高くて実績のある主要な事業所11ヶ所の特徴とデータ」もしっかり一覧にまとめました。

この記事を読み終わる頃には、「なんだ、そうやって選べば良かったんだ!」「この中から見学先を選んでみよう」と、次の一歩を踏み出すヒントがきっと見つかりますよ。


目次 [ close ]
  1. そもそも「就労移行支援」って何? 難しくないよ!
    1. どんな人が使えるの?
    2. どんなことをするの?
  2. 利用料金は? 交通費や昼食代は出るの?
    1. 利用料は、9割以上の人が「無料」です
    2. 交通費や昼食代は「事業所による」から要チェック!
  3. 利用開始までの簡単な流れ(3ステップ)
  4. よく聞く「A型・B型」とは何が違うの?
  5. 【体験談】先輩たちはこうやって一歩を踏み出したよ
  6. 【最重要】大阪で失敗しない!就労移行支援の「比較ポイント」5つ
    1. ① まずは「自分のゴール」をぼんやり考えてみよう
    2. ②「プログラムの内容」は自分に合ってる?
    3. ③「事業所の雰囲気」はすごく大事!
    4. ④「就職実績」は"どこに" "どれだけ続いているか"を見よう
    5. ⑤「通いやすさ」は意外な落とし穴
  7. 【一覧表】大阪府のおすすめ就労移行支援 主要11事業所
  8. 大阪府のおすすめ就労移行支援【大手・専門特化】11選
    1. 1. CONNECT(コネクト)
    2. 2. LITALICO(リタリコ)ワークス
    3. 3. ディーキャリア
    4. 4. ココルポート
    5. 5. ウェルビー
    6. 6. ミラトレ
    7. 7. atGP(アットジーピー)ジョブトレ
    8. 8. WithYou(ウィズユー)
    9. 9. ルミノーゾ
    10. 10. パーソルチャレンジ・就労移行支援
    11. 11. 就労移行支援事業所ONE
  9. 【大阪ならではの視点】主要エリア(梅田・天王寺・堺)の特徴
  10. 【お守り】見学・体験で使える!「先輩のチェックリスト」
  11. 【Q&A】就労移行支援のよくある質問
  12. まとめ:焦らなくてOK。まずは「無料見学」という小さな一歩から。

そもそも「就労移行支援」って何? 難しくないよ!

まず、いちばん大事なところから。

「就労移行支援(しゅうろういこうしえん)」と聞くと、漢字が並んでいて難しそうですよね。

でも、すごく簡単に言うと、

「あなたが『自分に合った仕事』を見つけて、そこで『長く楽しく働く』ための準備を、無料でサポートしてくれる学校(トレーニングジム)みたいなところ」

です。

今の仕事がうまくいかない原因が、もしかしたら障害や心の不調(うつ、適応障害、発達障害など)にあるかもしれない…と感じている方が、専門のスタッフさんと一緒に「自分に合う働き方」を探す場所なんです。

どんな人が使えるの?

  • 障害者手帳を持っている方
  • 障害者手帳は持ってないけど、お医者さんから「障害や心の不調があるかも」と診断された方(診断書がある方)
  • (自治体によっては、医師の診断書がなくても相談できる場合があります)
  • 65歳未満の方

どんなことをするの?

事業所によってメニューは違いますが、だいたいはこんな4つのサポートがセットになっています。

  1. スキルアップの訓練
    • PCスキル(Word, Excel, PowerPoint)
    • プログラミングやWebデザイン(専門的なところも!)
    • ビジスマナー、電話対応
    • 軽作業(ピッキング、梱包など)
  2. 自分を知るためのサポート
    • 「何が得意で、何が苦手か」をスタッフさんと一緒に整理
    • コミュニケーションの練習
    • ストレスとの付き合い方を学ぶ
  3. 就職活動のサポート
    • 履歴書の書き方
    • 面接の練習
    • 「自分に合う会社」を一緒に探してくれる(企業実習に行けることも!)
  4. 就職した「後」のサポート
    • 就職してからも「職場で困ってない?」と定期的に連絡をくれたり、相談に乗ってくれたりします(これが**「定着支援」といって、すごく大事!)。

ちなみに、厚生労働省のデータ(令和3年度)によると、就労移行支援を使った人の一般企業への就職率は、全国平均で56.3%です。ちゃんと「次」に繋がっているサポートなんですよ。


利用料金は? 交通費や昼食代は出るの?

ここ、すごく気になるところですよね。

「サポートが手厚い分、高いんじゃないの…?」と心配になるかもしれませんが、安心してください。

利用料は、9割以上の人が「無料」です

国の制度(障害福祉サービス)なので、利用料金は前年度の「世帯収入」によって上限が決まっています。

世帯の収入状況負担上限月額
生活保護受給世帯0円
市町村民税非課税世帯0円
市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)※9,300円
上記以外37,200円

(※「所得割16万円未満」は、だいたい年収600万円以下の世帯が目安です)

この表の通り、利用している人の9割以上は、自己負担「0円」(無料)で通っています。

(「世帯」の範囲は、18歳以上なら「本人とその配偶者」の収入を見ます。親の収入は含まれないケースがほとんどなので、多くの人が無料の対象になるんです)

交通費や昼食代は「事業所による」から要チェック!

利用料は無料でも、毎日通うとなると交通費やランチ代が心配ですよね。

これについては、事業所によってサポートが全然違います。

  • 交通費を全額、または一部補助してくれるところ
  • お弁当やお昼ごはんを無料で提供してくれるところ
  • 特にサポートはないところ

これは、事業所を選ぶときの重要な比較ポイントになります。見学の時に「交通費や昼食のサポートはありますか?」と必ず聞いてみてくださいね。


利用開始までの簡単な流れ(3ステップ)

「使ってみたいかも」と思ったら、どうすればいいんでしょうか?

すごく簡単な3ステップで説明しますね。

  1. STEP 1:相談する
    まずは、お住まいの市役所や区役所の「障害福祉課」(名前は自治体によって違います)の窓口に行ってみましょう。「就労移行支援を使いたいんですけど…」と伝えるだけでOKです。もしくは、「相談支援事業所」という民間の相談窓口でもOKですよ。
  2. STEP 2:「受給者証(じゅきゅうしゃしょう)」を申請する
    窓口で「サービスを使いたい」という計画書などを(スタッフさんと一緒に)作って申請すると、「障害福祉サービス受給者証」という利用許可証みたいなものが発行されます。(だいたい1ヶ月くらいかかります)
  3. STEP 3:事業所と契約して、利用スタート!
    受給者証がもらえたら、通いたい事業所に行って契約します。これで、あなたもトレーニング(通所)をスタートできます!

よく聞く「A型・B型」とは何が違うの?

就労支援を調べると、「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」という言葉も出てきて、混乱しちゃいますよね。

これは、目的がぜんぜん違います。

  • 就労移行支援
    • 目的: 一般企業に「就職するため」の学校・訓練所
    • 給料: 基本的に出ない(訓練だから)。
  • 就労継続支援(A型・B型)
    • 目的: 福祉的なサポートがある「働く場所」そのもの。
    • 給料: 出る(A型は雇用契約あり、B型は工賃として)。

<ざっくり比較>

サービス名目的給料・工賃
就労移行支援一般企業への就職準備(訓練)なし
就労継続支援A型雇用契約を結んで働くあり(給料)
就労継続支援B型自分のペースで働く(作業)あり(工賃)

「今はまだ働く自信がないけど、将来的に一般企業で働きたい!」と少しでも思っているなら、選ぶべきは「就労移行支援」ですよ。


【体験談】先輩たちはこうやって一歩を踏み出したよ

「本当に自分も変われるのかな…」と不安な方のために、先に一歩を踏み出した先輩たちのケースを紹介しますね。

Aさん(20代・事務職希望)のケース

「人間関係の悩みで前職を短期離職。自信を失っていましたが、週3日の通所からスタート。ビジネスマナーとExcel応用スキルを学び、半年後には希望していた企業の事務職として就職。現在は定着支援を受けながら安定して勤務しています。」

Bさん(30代・IT系希望)のケース

「発達障害の特性で、マルチタスクが苦手なのが悩みでした。専門的なITスキルを学べる事業所でプログラミングを習得。自分の特性を理解してくれるスタッフとの面談を重ね、障害特性に配慮のあるIT企業に専門職として就職できました。」

みんな、最初は不安でいっぱいだったんです。でも、小さな一歩がちゃんと「次」に繋がっています。


【最重要】大阪で失敗しない!就労移行支援の「比較ポイント」5つ

さて、いよいよ本題です。

大阪には本当にたくさんの事業所があります。その中から「あなたに合う」場所を見つけるために、ぜったい見てほしい5つのポイントを紹介しますね。

① まずは「自分のゴール」をぼんやり考えてみよう

「え、それが分からないから困ってるのに…」と思うかもしれませんが、大丈夫。

「プログラマーになりたい!」みたいな立派な目標じゃなくていいんです。

  • 「パソコンを使う仕事がいいな」
  • 「人とあまり話さない仕事がいいな」
  • 「週3日くらいから働きたいな」
  • 「とにかく、まずは朝起きる練習からしたいな」

こんな「ぼんやりとした希望」でOK。

この「ぼんやり」によって、選ぶべき事業所が変わってきます。

②「プログラムの内容」は自分に合ってる?

事業所によって、学べることは全然違います。

  • IT・Web系に特化(プログラミング、デザインを学べる)
  • 事務職に特化(Excelや簿記などを学べる)
  • コミュニケーション系に特化(グループワークが多い)
  • 軽作業系に特化(自分のペースでモクモクと作業できる)
  • 「まず通うこと」を大事にする系(ヨガ、園芸、料理など、リラックスできる内容が多い)

もしあなたが「静かにPCスキルを学びたい」のに、グループワークばかりの事業所を選んだら、しんどいですよね。

自分の「ぼんやりゴール」と、プログラムの内容が合っているか、チェックしてみてください。

③「事業所の雰囲気」はすごく大事!

これはもう、最重要かもしれません。

就労移行支援は、数ヶ月~最長2年間、通うかもしれない場所です。

  • スタッフさんは優しそうか?
  • 他の利用者さんたちは、どんな雰囲気か?(ワイワイしてる? シーンと静か? 年齢層は?)
  • 教室はキレイか? 居心地は良しそうか?

こればっかりは、パンフレットやWebサイトでは分かりません。必ず「見学」や「体験」に行って、肌で感じてみてください。

④「就職実績」は”どこに” “どれだけ続いているか”を見よう

多くの事業所が「就職率 〇〇%!」とアピールしています。

もちろん率も大事ですが、もっと見てほしいのは「実績の中身」です。

  • どんな「職種」に就職しているか?(あなたが希望する事務職の実績は多い? それとも軽作業が多い?)
  • どんな「企業」に就職しているか?(大企業? 中小企業? 特例子会社?)
  • 「定着率」はどれくらいか?(これが一番大事! 就職して終わり、じゃなくて、その後に長く続いているか? 「就職して半年後の定着率」をちゃんと聞いてみましょう)

「就職率」は高くても、すぐに辞めてしまっていたら意味がないですよね。

「定着率」をちゃんと教えてくれる事業所は、就職後のサポート(定着支援)もしっかりしている可能性が高いですよ。

⑤「通いやすさ」は意外な落とし穴

「プログラムが最高!」と思っても、家から片道1時間半かかるとしたら…?

体調が万全じゃないとき、雨の日、暑い日…通うのがだんだん億劫になってしまうかもしれません。

  • 自宅から無理なく通えるか?(目安は片道1時間以内)
  • 駅からの距離は?
  • ラッシュアワーを避けられるか?

大阪は交通の便が良いですが、だからこそ「ちょっと無理な距離」も通えそうに見えてしまいます。

「毎日通う」ことを想像して、現実的な場所を選んでくださいね。


【一覧表】大阪府のおすすめ就労移行支援 主要11事業所

「比較ポイントは分かったけど、それでも多すぎる!」

というあなたの声が聞こえてきそうです。

そこで、ここからは私たちが調べた、大阪府内で実績があり、特に「発達障害」や「精神障害」(うつ病・適応障害など)のサポートに強みを持つ、おすすめの主要な事業所11ヶ所を、比較しやすい一覧表にまとめました!

(※注意:就職率や定着率は、各事業所が公表している最新のデータ(主に2023年度~2024年度実績)を参考にしていますが、計測方法が異なる場合があります。必ず見学時に最新の情報を確認してくださいね。)

事業所名
LITALICOワークス
特徴・専門分野
業界最大手。豊富な実績とプログラム(200種以上)。
大阪府内の拠点
12事業所(梅田、天王寺、堺など)
就職率 (年度)
70%
定着率 (年度)
89.2% (6ヶ月)
事業所名
ディーキャリア
特徴・専門分野
発達障害に特化。ビジネススキルと自己理解を重視。
大阪府内の拠点
8事業所(梅田、なんば、京橋など)
定着率 (年度)
91.3% (6ヶ月)
事業所名
ココルポート
特徴・専門分野
精神障害の支援に強み。個別支援計画が充実。
大阪府内の拠点
5事業所(京橋、高槻、堺東など)
定着率 (年度)
90% (2023年)
事業所名
ウェルビー
特徴・専門分野
全国展開の大手。生活習慣の改善から手厚くサポート。
大阪府内の拠点
6事業所(新大阪、なんば、堺東など)
定着率 (年度)
91% (2024年)
事業所名
ミラトレ
特徴・専門分野
人材大手パーソルグループ。dodaチャレンジと連携。
大阪府内の拠点
1事業所(梅田)
就職率 (年度)
95.6% (2023年)
定着率 (年度)
97% (2023年)
事業所名
atGPジョブトレ
特徴・専門分野
障害別コース。特に事務職への就職に強み。
大阪府内の拠点
2事業所(梅田、心斎橋)
定着率 (年度)
91% (2019年)
事業所名
CONNECT
特徴・専門分野
精神・発達障害に特化。就職後の幸せを追求。
大阪府内の拠点
7事業所(梅田、なんば、天王寺など)
定着率 (年度)
87% (2020年)
事業所名
WithYou
特徴・専門分野
IT・Web専門スキル。交通費・昼食代の全額支給が強み。
大阪府内の拠点
4事業所(梅田、天王寺など)
事業所名
ルミノーゾ
特徴・専門分野
IT・Web特化。実践的なスキル(動画編集、RPAなど)
大阪府内の拠点
2事業所(梅田、なんば)
事業所名
パーソルチャレンジ
特徴・専門分野
発達障害精神障害が対象。大手パーソルの特例子会社。
大阪府内の拠点
1事業所(梅田)
定着率 (年度)
98% (6ヶ月)
事業所名
就労移行支援事業所ONE
特徴・専門分野
うつ病・適応障害など精神障害に特化。少人数制。
大阪府内の拠点
1事業所(心斎橋)
定着率 (年度)
90%以上

大阪府のおすすめ就労移行支援【大手・専門特化】11選

一覧表だけだとイメージが湧きにくいと思うので、各事業所の「強み」を付け加えて、もう少し詳しく紹介しますね。

1. CONNECT(コネクト)

  • 強み・特徴: 精神障害・発達障害の方に特化。「就職」をゴールにするんじゃなく、その先の「働き続ける幸せ」を大事にしている事業所です。
  • 専門分野: 精神障害、発達障害特化
  • 大阪の拠点: 梅田、なんば、天王寺、堺、京橋など7拠点。
  • 実績: 定着率 87%(2020年)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「大阪市内の主要駅にしっかり拠点があるのが便利だね。『就職して終わり』じゃなくて、長く働くためのサポートを重視したい人に向いてるよ。」

2. LITALICO(リタリコ)ワークス

  • 強み・特徴: 業界最大手で、実績がとにかく豊富。企業との繋がりも強く、プログラムの種類は200以上。あなたの「やりたい」が見つかりやすいのが強みです。
  • 専門分野: 総合型(精神障害、発達障害、身体障害など幅広く対応)
  • 大阪の拠点: 梅田、なんば、天王寺、堺、京橋、高槻など12拠点以上。
  • 実績: 就職率 70%、6ヶ月定着率 89.2%(2023年度実績)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「事業所数が圧倒的に多いから、家から通いやすい場所が見つかりやすいのが◎。まずは大手を見てみたい、という人におすすめだよ。」

3. ディーキャリア

  • 強み・特徴: 発達障害(ASD, ADHDなど)の特性理解に特化。「ビジネススキル」と「ライフスキル(自己理解)」の両方を学べるのが最大の特徴です。
  • 専門分野: 発達障害特化
  • 大阪の拠点: 梅田、なんば、京橋、天王寺、堺東など8拠点。
  • 実績: 6ヶ月定着率 91.3%
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「『自分の特性がよく分からない』『発達障害かも』と悩んでいるなら、まずここに見学に行ってみてほしい。専門的なサポートが受けられるよ。」

4. ココルポート

  • 強み・特徴: 精神障害(うつ病、適応障害、統合失調症など)のある方の支援に強み。個別支援計画をしっかり立てて、PCスキルから生活リズムの改善まで幅広くサポートしてくれます。
  • 専門分野: 精神障害、総合型
  • 大阪の拠点: 京橋、高槻、堺東、岸和田など5拠点。
  • 実績: 定着率 90%(2023年)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「ITスキルも学びたいけど、まずは生活リズムを整えるところから始めたい…という人に合っているかも。スタッフさんが親身になってくれると評判だよ。」

5. ウェルビー

  • 強み・特徴: リタリコワークスと並ぶ全国展開の大手。生活習慣の改善サポートが手厚く、就職後の定着支援にも力を入れています。
  • 専門分野: 総合型(精神障害、発達障害など)
  • 大阪の拠点: 新大阪、なんば、堺東、高槻など6拠点。
  • 実績: 6ヶ月定着率 91%(2024年)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「大手の安心感が欲しい人向け。大阪市内だけでなく北摂や泉州エリアにも拠点があるから、通いやすい場所を探してみてね。」

6. ミラトレ

  • 強み・特徴: 人材サービス大手の「パーソル」グループが運営。障害者専門の転職サービス「dodaチャレンジ」と連携しているので、求人の質や就職サポートに強みがあります。
  • 専門分野: 総合型(特に精神障害、発達障害)
  • 大阪の拠点: 梅田(1拠点)
  • 実績: 就職率 95.6%、定着率 97%(2023年度)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「梅田に通える人限定だけど、実績(特に定着率!)はピカイチ。大手企業の事務職などを目指したい人には心強い味方だよ。」

7. atGP(アットジーピー)ジョブトレ

  • 強み・特徴: 障害者向け求人サイト「atGP」が運営。障害別のコース(うつ・適応障害コース、発達障害コースなど)があり、特に事務職(Excel, Word)への就職に強いのが特徴。
  • 専門分野: 障害別(精神障害、発達障害)、事務職特化
  • 大阪の拠点: 梅田、心斎橋(2拠点)
  • 実績: 事務職就職率 94.5%、6ヶ月定着率 91%(2019年)
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「『オフィスワーク・事務職』っていうぼんやりゴールがあるなら、ここのプログラムはすごく合ってると思うよ。」

8. WithYou(ウィズユー)

  • 強み・特徴: IT・Webスキル(プログラミング、デザイン、動画編集)**の習得に特化。何より嬉しいのが、交通費と昼食代(お弁当)が全額支給されること!
  • 専門分野: IT・Web特化
  • 大阪の拠点: 梅田、天王寺、難波、京橋(4拠点)
  • 実績: 要確認(見学時に聞いてみよう)
  • 費用サポート: 交通費・昼食代 全額支給
  • 先輩からの一言: 「経済的な不安が大きい人には、本当にありがたいサポートだよね。『手に職』をつけたい人にもピッタリ!」

9. ルミノーゾ

  • 強み・特徴: こちらもIT・Web系に強い事業所。Webデザイン、プログラミングの他、RPA(ロボットによる業務自動化)や動画編集など、今どきの専門スキルを学べます。
  • 専門分野: IT・Web特化
  • 大阪の拠点: 梅田、なんば(2拠点)
  • 実績: 要確認
  • 費用サポート: 交通費補助あり
  • 先輩からの一言: 「梅田やなんばに通いやすくて、Web系のクリエイティブな仕事に興味があるなら、見学してみる価値ありだよ。」

10. パーソルチャレンジ・就労移行支援

  • 強み・特徴: 「ミラトレ」と同じパーソルグループですが、こちらはパーソルの特例子会社(障害者雇用を専門に行う会社)が運営。大手グループならではのノウハウが詰まっています。
  • 専門分野: 発達障害、精神障害
  • 大阪の拠点: 梅田(1拠点)
  • 実績: 6ヶ月定着率 98%
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「ミラトレと合わせて比較検討したい事業所。抜群の定着率が、サポートの手厚さを物語ってるね。」

11. 就労移行支援事業所ONE

  • 強み・特徴: うつ病や適応障害など、精神障害に特化した、少人数制の事業所。「心のケア」を最優先に、ストレスコントロールやコミュニケーションをじっくり学べます。
  • 専門分野: 精神障害特化(うつ、適応障害など)
  • 大阪の拠点: 心斎橋(1拠点)
  • 実績: 定着率 90%以上
  • 費用サポート: 要確認
  • 先輩からの一言: 「いきなり大勢の中に入るのは不安…という人には、こういう少人数制でアットホームな場所が合うかも。心斎橋が近いなら、ぜひ。」

【大阪ならではの視点】主要エリア(梅田・天王寺・堺)の特徴

大阪は広いから、「どのエリアで探すか」も大事なポイントです。ざっくりとしたエリア別の特徴も知っておくと便利だよ。

  • 梅田エリア(キタ)
    • 特徴: 大手事業所が集中!最新のプログラム(特にIT系)を受けやすい。企業の本社も多いので、就職活動にも有利かも。
    • 注意点: 駅構内がダンジョン…。人混みもすごいので、HSP傾向がある人や人混みが苦手な人は、通うだけで疲れちゃう可能性も。
  • 天王寺・あべのエリア
    • 特徴: 大阪南部や奈良方面からのアクセスが抜群。梅田ほどの混雑はなく、比較的落ち着いた環境の事業所も見つけやすいエリアです。
  • 堺エリア(泉州)
    • 特徴: 府南部の中心地。地域密着型の事業所が多く、地元の製造業やサービス業への就職に強みを持つ場合があります。自宅から近い場所で探したい人向け。

【お守り】見学・体験で使える!「先輩のチェックリスト」

記事を読んで「よし、見学に行ってみよう!」と思ったあなたへ。

いざ見学に行くと、緊張して何を聞けばいいか分からなくなっちゃうものです。

そこで、僕から「お守り」として、「見学・体験時に使える!先輩のチェックリスト」をプレゼントします。

これをスマホのメモ帳にコピーして持っていくだけで、冷静に事業所をチェックできますよ。

<見学・体験チェックリスト>

【雰囲気・環境】

☐ スタッフさんの話し方は丁寧で、こちらの話を遮らずに聞いてくれたか?

☐ 他の利用者さんたちの雰囲気は、自分が望む環境(集中できる/和やか)に近いか?

☐ 教室の清掃は行き届いており、長時間過ごせそうか?

☐ PCや机、椅子などは使いやすそうか?

☐ 休憩室はリラックスできそうか?

【プログラム内容】

☐ 自分の「ぼんやりゴール(事務職、IT系など)」に合うプログラムはあるか?

☐ 1日のスケジュールは、今の自分に無理のない内容か?

☐ (PCスキル希望の場合)どのソフトの、どのレベルまで学べるか?

【実績・サポート】

「就職して半年後の定着率」は、何%か?(一番大事!)

☐ どんな「職種」や「企業」への就職実績が多いか?

☐ 「交通費」や「昼食代」のサポートはあるか?

☐ 就職後の「定着支援」は、どんなことをしてくれるか?


【Q&A】就労移行支援のよくある質問

最後に、みんなが疑問に思いがちなことをQ&A形式でまとめておきますね。

Q. 通所しながら給料や工賃はもらえますか?

A. もらえません。就労移行支援は「訓練(練習)」の場なので、基本的に給料や工賃は発生しないんです。(その代わり、利用料が無料になるケースがほとんどです)

Q. 利用できる期間は最大でどのくらいですか?

A. 原則として「最大2年間(24ヶ月)」です。

ただ、多くの人は半年~1年くらいで就職していくケースが多いですよ。

Q. 障害者手帳がなくても利用できますか?

A. 利用できる可能性は高いです。 お医者さんからの「診断書」や、「自立支援医療受給者証」などがあれば、手帳がなくても利用できる自治体がほとんどです。まずは役所の窓口で相談してみてください。

Q. 体力に自信がなく…週1日からでも通えますか?

A. OKです! 多くの事業所が、その人の体調に合わせて「週2日の午前中だけ」とか「まずは週1日から」という風に、柔軟にスタートさせてくれます。無理せず、自分のペースで通える場所を選んでくださいね。


まとめ:焦らなくてOK。まずは「無料見学」という小さな一歩から。

ここまで、本当にお疲れ様でした。

大阪府(関西)で就労移行支援を探すための、比較ポイントやおすすめの事業所についてお話ししてきました。

最後に伝えたいのは、「焦らなくていいんだよ」ということです。

大阪にはたくさんの選択肢があるからこそ、迷うのは当たり前。

大事なのは、誰かのおすすめやランキングを鵜呑みにするんじゃなく、あなたが「ここなら安心して通えそう」「ここなら頑張れそう」と思える場所を見つけることです。

そのための一番確実で、失敗しない方法は、

「無料の見学や体験に、気軽な気持ちで2~3ヶ所行ってみる」こと。

それが、今の「しんどいな…」という状況から抜け出す、本当に大きな、大きな一歩になります。

この記事が、あなたの「次の一歩」をそっと後押しできたら、編集部一同、こんなに嬉しいことはありません。

あなたの新しい働き方が見つかることを、心から応援しています!