こんにちは!「あなたに合った働き方が見つかる就労支援ガイド」編集部です。
今、この記事を読んでくれているあなたは、大阪で働きながら、
「今の仕事、ちょっとしんどいな…」
「『就労移行支援』って言葉を聞いたけど、一体何?」
「大阪府って、事業所(施設)が多すぎて、どうやって比較したらいいか分からない…」
なんて、悩んでいませんか?
社会人になって数年、がむしゃらに頑張ってきたけれど、少し疲れちゃったり、自分に合う働き方が分からなくなったりすること、ありますよね。すごく分かります。
でも、大丈夫ですよ。
その「どうしよう…」という悩みを解決するために、「就労移行支援」というサポートがあるんです。
この記事では、特に事業所が多い大阪府(関西エリア)に絞って、
- そもそも「就労移行支援」って何?
- 料金はかかるの?
- 大阪の主要なおすすめ事業所11選の比較
- どうやって自分に合う場所を「比較」したらいいの?
- 利用開始までの流れは?
こんな疑問を、難しい言葉を一切使わずに、、分かりやすく解説していきます。
この記事では、抽象的な選び方だけじゃなく、「大阪で評価が高くて実績のある主要な事業所11ヶ所の特徴とデータ」もしっかり一覧にまとめました。
この記事を読み終わる頃には、「なんだ、そうやって選べば良かったんだ!」「この中から見学先を選んでみよう」と、次の一歩を踏み出すヒントがきっと見つかりますよ。
そもそも「就労移行支援」って何? 難しくないよ!
まず、いちばん大事なところから。
「就労移行支援(しゅうろういこうしえん)」と聞くと、漢字が並んでいて難しそうですよね。
でも、すごく簡単に言うと、
「あなたが『自分に合った仕事』を見つけて、そこで『長く楽しく働く』ための準備を、無料でサポートしてくれる学校(トレーニングジム)みたいなところ」
です。
今の仕事がうまくいかない原因が、もしかしたら障害や心の不調(うつ、適応障害、発達障害など)にあるかもしれない…と感じている方が、専門のスタッフさんと一緒に「自分に合う働き方」を探す場所なんです。
どんな人が使えるの?
- 障害者手帳を持っている方
- 障害者手帳は持ってないけど、お医者さんから「障害や心の不調があるかも」と診断された方(診断書がある方)
- (自治体によっては、医師の診断書がなくても相談できる場合があります)
- 65歳未満の方
どんなことをするの?
事業所によってメニューは違いますが、だいたいはこんな4つのサポートがセットになっています。
- スキルアップの訓練
- PCスキル(Word, Excel, PowerPoint)
- プログラミングやWebデザイン(専門的なところも!)
- ビジスマナー、電話対応
- 軽作業(ピッキング、梱包など)
- 自分を知るためのサポート
- 「何が得意で、何が苦手か」をスタッフさんと一緒に整理
- コミュニケーションの練習
- ストレスとの付き合い方を学ぶ
- 就職活動のサポート
- 履歴書の書き方
- 面接の練習
- 「自分に合う会社」を一緒に探してくれる(企業実習に行けることも!)
- 就職した「後」のサポート
- 就職してからも「職場で困ってない?」と定期的に連絡をくれたり、相談に乗ってくれたりします(これが**「定着支援」といって、すごく大事!)。
ちなみに、厚生労働省のデータ(令和3年度)によると、就労移行支援を使った人の一般企業への就職率は、全国平均で56.3%です。ちゃんと「次」に繋がっているサポートなんですよ。
利用料金は? 交通費や昼食代は出るの?
ここ、すごく気になるところですよね。
「サポートが手厚い分、高いんじゃないの…?」と心配になるかもしれませんが、安心してください。
利用料は、9割以上の人が「無料」です
国の制度(障害福祉サービス)なので、利用料金は前年度の「世帯収入」によって上限が決まっています。
| 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
| 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)※ | 9,300円 |
| 上記以外 | 37,200円 |
(※「所得割16万円未満」は、だいたい年収600万円以下の世帯が目安です)
この表の通り、利用している人の9割以上は、自己負担「0円」(無料)で通っています。
(「世帯」の範囲は、18歳以上なら「本人とその配偶者」の収入を見ます。親の収入は含まれないケースがほとんどなので、多くの人が無料の対象になるんです)
交通費や昼食代は「事業所による」から要チェック!
利用料は無料でも、毎日通うとなると交通費やランチ代が心配ですよね。
これについては、事業所によってサポートが全然違います。
- 交通費を全額、または一部補助してくれるところ
- お弁当やお昼ごはんを無料で提供してくれるところ
- 特にサポートはないところ
これは、事業所を選ぶときの重要な比較ポイントになります。見学の時に「交通費や昼食のサポートはありますか?」と必ず聞いてみてくださいね。
利用開始までの簡単な流れ(3ステップ)
「使ってみたいかも」と思ったら、どうすればいいんでしょうか?
すごく簡単な3ステップで説明しますね。
- STEP 1:相談する
まずは、お住まいの市役所や区役所の「障害福祉課」(名前は自治体によって違います)の窓口に行ってみましょう。「就労移行支援を使いたいんですけど…」と伝えるだけでOKです。もしくは、「相談支援事業所」という民間の相談窓口でもOKですよ。 - STEP 2:「受給者証(じゅきゅうしゃしょう)」を申請する
窓口で「サービスを使いたい」という計画書などを(スタッフさんと一緒に)作って申請すると、「障害福祉サービス受給者証」という利用許可証みたいなものが発行されます。(だいたい1ヶ月くらいかかります) - STEP 3:事業所と契約して、利用スタート!
受給者証がもらえたら、通いたい事業所に行って契約します。これで、あなたもトレーニング(通所)をスタートできます!
よく聞く「A型・B型」とは何が違うの?
就労支援を調べると、「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」という言葉も出てきて、混乱しちゃいますよね。
これは、目的がぜんぜん違います。
- 就労移行支援
- 目的: 一般企業に「就職するため」の学校・訓練所。
- 給料: 基本的に出ない(訓練だから)。
- 就労継続支援(A型・B型)
- 目的: 福祉的なサポートがある「働く場所」そのもの。
- 給料: 出る(A型は雇用契約あり、B型は工賃として)。
<ざっくり比較>
| サービス名 | 目的 | 給料・工賃 |
|---|---|---|
| 就労移行支援 | 一般企業への就職準備(訓練) | なし |
| 就労継続支援A型 | 雇用契約を結んで働く | あり(給料) |
| 就労継続支援B型 | 自分のペースで働く(作業) | あり(工賃) |
「今はまだ働く自信がないけど、将来的に一般企業で働きたい!」と少しでも思っているなら、選ぶべきは「就労移行支援」ですよ。
【体験談】先輩たちはこうやって一歩を踏み出したよ
「本当に自分も変われるのかな…」と不安な方のために、先に一歩を踏み出した先輩たちのケースを紹介しますね。
Aさん(20代・事務職希望)のケース
「人間関係の悩みで前職を短期離職。自信を失っていましたが、週3日の通所からスタート。ビジネスマナーとExcel応用スキルを学び、半年後には希望していた企業の事務職として就職。現在は定着支援を受けながら安定して勤務しています。」
Bさん(30代・IT系希望)のケース
「発達障害の特性で、マルチタスクが苦手なのが悩みでした。専門的なITスキルを学べる事業所でプログラミングを習得。自分の特性を理解してくれるスタッフとの面談を重ね、障害特性に配慮のあるIT企業に専門職として就職できました。」
みんな、最初は不安でいっぱいだったんです。でも、小さな一歩がちゃんと「次」に繋がっています。
【最重要】大阪で失敗しない!就労移行支援の「比較ポイント」5つ
さて、いよいよ本題です。
大阪には本当にたくさんの事業所があります。その中から「あなたに合う」場所を見つけるために、ぜったい見てほしい5つのポイントを紹介しますね。
① まずは「自分のゴール」をぼんやり考えてみよう
「え、それが分からないから困ってるのに…」と思うかもしれませんが、大丈夫。
「プログラマーになりたい!」みたいな立派な目標じゃなくていいんです。
- 「パソコンを使う仕事がいいな」
- 「人とあまり話さない仕事がいいな」
- 「週3日くらいから働きたいな」
- 「とにかく、まずは朝起きる練習からしたいな」
こんな「ぼんやりとした希望」でOK。
この「ぼんやり」によって、選ぶべき事業所が変わってきます。
②「プログラムの内容」は自分に合ってる?
事業所によって、学べることは全然違います。
- IT・Web系に特化(プログラミング、デザインを学べる)
- 事務職に特化(Excelや簿記などを学べる)
- コミュニケーション系に特化(グループワークが多い)
- 軽作業系に特化(自分のペースでモクモクと作業できる)
- 「まず通うこと」を大事にする系(ヨガ、園芸、料理など、リラックスできる内容が多い)
もしあなたが「静かにPCスキルを学びたい」のに、グループワークばかりの事業所を選んだら、しんどいですよね。
自分の「ぼんやりゴール」と、プログラムの内容が合っているか、チェックしてみてください。
③「事業所の雰囲気」はすごく大事!
これはもう、最重要かもしれません。
就労移行支援は、数ヶ月~最長2年間、通うかもしれない場所です。
- スタッフさんは優しそうか?
- 他の利用者さんたちは、どんな雰囲気か?(ワイワイしてる? シーンと静か? 年齢層は?)
- 教室はキレイか? 居心地は良しそうか?
こればっかりは、パンフレットやWebサイトでは分かりません。必ず「見学」や「体験」に行って、肌で感じてみてください。
④「就職実績」は”どこに” “どれだけ続いているか”を見よう
多くの事業所が「就職率 〇〇%!」とアピールしています。
もちろん率も大事ですが、もっと見てほしいのは「実績の中身」です。
- どんな「職種」に就職しているか?(あなたが希望する事務職の実績は多い? それとも軽作業が多い?)
- どんな「企業」に就職しているか?(大企業? 中小企業? 特例子会社?)
- 「定着率」はどれくらいか?(これが一番大事! 就職して終わり、じゃなくて、その後に長く続いているか? 「就職して半年後の定着率」をちゃんと聞いてみましょう)
「就職率」は高くても、すぐに辞めてしまっていたら意味がないですよね。
「定着率」をちゃんと教えてくれる事業所は、就職後のサポート(定着支援)もしっかりしている可能性が高いですよ。
⑤「通いやすさ」は意外な落とし穴
「プログラムが最高!」と思っても、家から片道1時間半かかるとしたら…?
体調が万全じゃないとき、雨の日、暑い日…通うのがだんだん億劫になってしまうかもしれません。
- 自宅から無理なく通えるか?(目安は片道1時間以内)
- 駅からの距離は?
- ラッシュアワーを避けられるか?
大阪は交通の便が良いですが、だからこそ「ちょっと無理な距離」も通えそうに見えてしまいます。
「毎日通う」ことを想像して、現実的な場所を選んでくださいね。
【一覧表】大阪府のおすすめ就労移行支援 主要11事業所
「比較ポイントは分かったけど、それでも多すぎる!」
というあなたの声が聞こえてきそうです。
そこで、ここからは私たちが調べた、大阪府内で実績があり、特に「発達障害」や「精神障害」(うつ病・適応障害など)のサポートに強みを持つ、おすすめの主要な事業所11ヶ所を、比較しやすい一覧表にまとめました!
(※注意:就職率や定着率は、各事業所が公表している最新のデータ(主に2023年度~2024年度実績)を参考にしていますが、計測方法が異なる場合があります。必ず見学時に最新の情報を確認してくださいね。)
| 【事業所名】 LITALICOワークス | 【特徴・専門分野】 業界最大手。豊富な実績とプログラム(200種以上)。 | 【大阪府内の拠点】 12事業所(梅田、天王寺、堺など) | 【就職率 (年度)】 70% | 【定着率 (年度)】 89.2% (6ヶ月) |
| 【事業所名】 ディーキャリア | 【特徴・専門分野】 発達障害に特化。ビジネススキルと自己理解を重視。 | 【大阪府内の拠点】 8事業所(梅田、なんば、京橋など) | – | 【定着率 (年度)】 91.3% (6ヶ月) |
| 【事業所名】 ココルポート | 【特徴・専門分野】 精神障害の支援に強み。個別支援計画が充実。 | 【大阪府内の拠点】 5事業所(京橋、高槻、堺東など) | – | 【定着率 (年度)】 90% (2023年) |
| 【事業所名】 ウェルビー | 【特徴・専門分野】 全国展開の大手。生活習慣の改善から手厚くサポート。 | 【大阪府内の拠点】 6事業所(新大阪、なんば、堺東など) | – | 【定着率 (年度)】 91% (2024年) |
| 【事業所名】 ミラトレ | 【特徴・専門分野】 人材大手パーソルグループ。dodaチャレンジと連携。 | 【大阪府内の拠点】 1事業所(梅田) | 【就職率 (年度)】 95.6% (2023年) | 【定着率 (年度)】 97% (2023年) |
| 【事業所名】 atGPジョブトレ | 【特徴・専門分野】 障害別コース。特に事務職への就職に強み。 | 【大阪府内の拠点】 2事業所(梅田、心斎橋) | – | 【定着率 (年度)】 91% (2019年) |
| 【事業所名】 CONNECT | 【特徴・専門分野】 精神・発達障害に特化。就職後の幸せを追求。 | 【大阪府内の拠点】 7事業所(梅田、なんば、天王寺など) | – | 【定着率 (年度)】 87% (2020年) |
| 【事業所名】 WithYou | 【特徴・専門分野】 IT・Web専門スキル。交通費・昼食代の全額支給が強み。 | 【大阪府内の拠点】 4事業所(梅田、天王寺など) | – | – |
| 【事業所名】 ルミノーゾ | 【特徴・専門分野】 IT・Web特化。実践的なスキル(動画編集、RPAなど) | 【大阪府内の拠点】 2事業所(梅田、なんば) | – | – |
| 【事業所名】 パーソルチャレンジ | 【特徴・専門分野】 発達障害・精神障害が対象。大手パーソルの特例子会社。 | 【大阪府内の拠点】 1事業所(梅田) | – | 【定着率 (年度)】 98% (6ヶ月) |
| 【事業所名】 就労移行支援事業所ONE | 【特徴・専門分野】 うつ病・適応障害など精神障害に特化。少人数制。 | 【大阪府内の拠点】 1事業所(心斎橋) | – | 【定着率 (年度)】 90%以上 |
大阪府のおすすめ就労移行支援【大手・専門特化】11選
一覧表だけだとイメージが湧きにくいと思うので、各事業所の「強み」を付け加えて、もう少し詳しく紹介しますね。
1. CONNECT(コネクト)
- 強み・特徴: 精神障害・発達障害の方に特化。「就職」をゴールにするんじゃなく、その先の「働き続ける幸せ」を大事にしている事業所です。
- 専門分野: 精神障害、発達障害特化
- 大阪の拠点: 梅田、なんば、天王寺、堺、京橋など7拠点。
- 実績: 定着率 87%(2020年)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「大阪市内の主要駅にしっかり拠点があるのが便利だね。『就職して終わり』じゃなくて、長く働くためのサポートを重視したい人に向いてるよ。」
2. LITALICO(リタリコ)ワークス
- 強み・特徴: 業界最大手で、実績がとにかく豊富。企業との繋がりも強く、プログラムの種類は200以上。あなたの「やりたい」が見つかりやすいのが強みです。
- 専門分野: 総合型(精神障害、発達障害、身体障害など幅広く対応)
- 大阪の拠点: 梅田、なんば、天王寺、堺、京橋、高槻など12拠点以上。
- 実績: 就職率 70%、6ヶ月定着率 89.2%(2023年度実績)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「事業所数が圧倒的に多いから、家から通いやすい場所が見つかりやすいのが◎。まずは大手を見てみたい、という人におすすめだよ。」
3. ディーキャリア
- 強み・特徴: 発達障害(ASD, ADHDなど)の特性理解に特化。「ビジネススキル」と「ライフスキル(自己理解)」の両方を学べるのが最大の特徴です。
- 専門分野: 発達障害特化
- 大阪の拠点: 梅田、なんば、京橋、天王寺、堺東など8拠点。
- 実績: 6ヶ月定着率 91.3%
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「『自分の特性がよく分からない』『発達障害かも』と悩んでいるなら、まずここに見学に行ってみてほしい。専門的なサポートが受けられるよ。」
4. ココルポート
- 強み・特徴: 精神障害(うつ病、適応障害、統合失調症など)のある方の支援に強み。個別支援計画をしっかり立てて、PCスキルから生活リズムの改善まで幅広くサポートしてくれます。
- 専門分野: 精神障害、総合型
- 大阪の拠点: 京橋、高槻、堺東、岸和田など5拠点。
- 実績: 定着率 90%(2023年)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「ITスキルも学びたいけど、まずは生活リズムを整えるところから始めたい…という人に合っているかも。スタッフさんが親身になってくれると評判だよ。」
5. ウェルビー
- 強み・特徴: リタリコワークスと並ぶ全国展開の大手。生活習慣の改善サポートが手厚く、就職後の定着支援にも力を入れています。
- 専門分野: 総合型(精神障害、発達障害など)
- 大阪の拠点: 新大阪、なんば、堺東、高槻など6拠点。
- 実績: 6ヶ月定着率 91%(2024年)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「大手の安心感が欲しい人向け。大阪市内だけでなく北摂や泉州エリアにも拠点があるから、通いやすい場所を探してみてね。」
6. ミラトレ
- 強み・特徴: 人材サービス大手の「パーソル」グループが運営。障害者専門の転職サービス「dodaチャレンジ」と連携しているので、求人の質や就職サポートに強みがあります。
- 専門分野: 総合型(特に精神障害、発達障害)
- 大阪の拠点: 梅田(1拠点)
- 実績: 就職率 95.6%、定着率 97%(2023年度)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「梅田に通える人限定だけど、実績(特に定着率!)はピカイチ。大手企業の事務職などを目指したい人には心強い味方だよ。」
7. atGP(アットジーピー)ジョブトレ
- 強み・特徴: 障害者向け求人サイト「atGP」が運営。障害別のコース(うつ・適応障害コース、発達障害コースなど)があり、特に事務職(Excel, Word)への就職に強いのが特徴。
- 専門分野: 障害別(精神障害、発達障害)、事務職特化
- 大阪の拠点: 梅田、心斎橋(2拠点)
- 実績: 事務職就職率 94.5%、6ヶ月定着率 91%(2019年)
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「『オフィスワーク・事務職』っていうぼんやりゴールがあるなら、ここのプログラムはすごく合ってると思うよ。」
8. WithYou(ウィズユー)
- 強み・特徴: IT・Webスキル(プログラミング、デザイン、動画編集)**の習得に特化。何より嬉しいのが、交通費と昼食代(お弁当)が全額支給されること!
- 専門分野: IT・Web特化
- 大阪の拠点: 梅田、天王寺、難波、京橋(4拠点)
- 実績: 要確認(見学時に聞いてみよう)
- 費用サポート: 交通費・昼食代 全額支給
- 先輩からの一言: 「経済的な不安が大きい人には、本当にありがたいサポートだよね。『手に職』をつけたい人にもピッタリ!」
9. ルミノーゾ
- 強み・特徴: こちらもIT・Web系に強い事業所。Webデザイン、プログラミングの他、RPA(ロボットによる業務自動化)や動画編集など、今どきの専門スキルを学べます。
- 専門分野: IT・Web特化
- 大阪の拠点: 梅田、なんば(2拠点)
- 実績: 要確認
- 費用サポート: 交通費補助あり
- 先輩からの一言: 「梅田やなんばに通いやすくて、Web系のクリエイティブな仕事に興味があるなら、見学してみる価値ありだよ。」
10. パーソルチャレンジ・就労移行支援
- 強み・特徴: 「ミラトレ」と同じパーソルグループですが、こちらはパーソルの特例子会社(障害者雇用を専門に行う会社)が運営。大手グループならではのノウハウが詰まっています。
- 専門分野: 発達障害、精神障害
- 大阪の拠点: 梅田(1拠点)
- 実績: 6ヶ月定着率 98%
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「ミラトレと合わせて比較検討したい事業所。抜群の定着率が、サポートの手厚さを物語ってるね。」
11. 就労移行支援事業所ONE
- 強み・特徴: うつ病や適応障害など、精神障害に特化した、少人数制の事業所。「心のケア」を最優先に、ストレスコントロールやコミュニケーションをじっくり学べます。
- 専門分野: 精神障害特化(うつ、適応障害など)
- 大阪の拠点: 心斎橋(1拠点)
- 実績: 定着率 90%以上
- 費用サポート: 要確認
- 先輩からの一言: 「いきなり大勢の中に入るのは不安…という人には、こういう少人数制でアットホームな場所が合うかも。心斎橋が近いなら、ぜひ。」
【大阪ならではの視点】主要エリア(梅田・天王寺・堺)の特徴
大阪は広いから、「どのエリアで探すか」も大事なポイントです。ざっくりとしたエリア別の特徴も知っておくと便利だよ。
- 梅田エリア(キタ)
- 特徴: 大手事業所が集中!最新のプログラム(特にIT系)を受けやすい。企業の本社も多いので、就職活動にも有利かも。
- 注意点: 駅構内がダンジョン…。人混みもすごいので、HSP傾向がある人や人混みが苦手な人は、通うだけで疲れちゃう可能性も。
- 天王寺・あべのエリア
- 特徴: 大阪南部や奈良方面からのアクセスが抜群。梅田ほどの混雑はなく、比較的落ち着いた環境の事業所も見つけやすいエリアです。
- 堺エリア(泉州)
- 特徴: 府南部の中心地。地域密着型の事業所が多く、地元の製造業やサービス業への就職に強みを持つ場合があります。自宅から近い場所で探したい人向け。
【お守り】見学・体験で使える!「先輩のチェックリスト」
記事を読んで「よし、見学に行ってみよう!」と思ったあなたへ。
いざ見学に行くと、緊張して何を聞けばいいか分からなくなっちゃうものです。
そこで、僕から「お守り」として、「見学・体験時に使える!先輩のチェックリスト」をプレゼントします。
これをスマホのメモ帳にコピーして持っていくだけで、冷静に事業所をチェックできますよ。
<見学・体験チェックリスト>
【雰囲気・環境】
☐ スタッフさんの話し方は丁寧で、こちらの話を遮らずに聞いてくれたか?
☐ 他の利用者さんたちの雰囲気は、自分が望む環境(集中できる/和やか)に近いか?
☐ 教室の清掃は行き届いており、長時間過ごせそうか?
☐ PCや机、椅子などは使いやすそうか?
☐ 休憩室はリラックスできそうか?
【プログラム内容】
☐ 自分の「ぼんやりゴール(事務職、IT系など)」に合うプログラムはあるか?
☐ 1日のスケジュールは、今の自分に無理のない内容か?
☐ (PCスキル希望の場合)どのソフトの、どのレベルまで学べるか?
【実績・サポート】
☐ 「就職して半年後の定着率」は、何%か?(一番大事!)
☐ どんな「職種」や「企業」への就職実績が多いか?
☐ 「交通費」や「昼食代」のサポートはあるか?
☐ 就職後の「定着支援」は、どんなことをしてくれるか?
【Q&A】就労移行支援のよくある質問
最後に、みんなが疑問に思いがちなことをQ&A形式でまとめておきますね。
Q. 通所しながら給料や工賃はもらえますか?
A. もらえません。就労移行支援は「訓練(練習)」の場なので、基本的に給料や工賃は発生しないんです。(その代わり、利用料が無料になるケースがほとんどです)
Q. 利用できる期間は最大でどのくらいですか?
A. 原則として「最大2年間(24ヶ月)」です。
ただ、多くの人は半年~1年くらいで就職していくケースが多いですよ。
Q. 障害者手帳がなくても利用できますか?
A. 利用できる可能性は高いです。 お医者さんからの「診断書」や、「自立支援医療受給者証」などがあれば、手帳がなくても利用できる自治体がほとんどです。まずは役所の窓口で相談してみてください。
Q. 体力に自信がなく…週1日からでも通えますか?
A. OKです! 多くの事業所が、その人の体調に合わせて「週2日の午前中だけ」とか「まずは週1日から」という風に、柔軟にスタートさせてくれます。無理せず、自分のペースで通える場所を選んでくださいね。
まとめ:焦らなくてOK。まずは「無料見学」という小さな一歩から。
ここまで、本当にお疲れ様でした。
大阪府(関西)で就労移行支援を探すための、比較ポイントやおすすめの事業所についてお話ししてきました。
最後に伝えたいのは、「焦らなくていいんだよ」ということです。
大阪にはたくさんの選択肢があるからこそ、迷うのは当たり前。
大事なのは、誰かのおすすめやランキングを鵜呑みにするんじゃなく、あなたが「ここなら安心して通えそう」「ここなら頑張れそう」と思える場所を見つけることです。
そのための一番確実で、失敗しない方法は、
「無料の見学や体験に、気軽な気持ちで2~3ヶ所行ってみる」こと。
それが、今の「しんどいな…」という状況から抜け出す、本当に大きな、大きな一歩になります。
この記事が、あなたの「次の一歩」をそっと後押しできたら、編集部一同、こんなに嬉しいことはありません。
あなたの新しい働き方が見つかることを、心から応援しています!