画像1枚目 │ 【後悔する前に】意味ないと感じる「ひどい事業所」6つの特徴と良い施設の見分け方

就労移行支援って、ネットを見ると「やめとけ」とか「意味ない」って声もあるけど、本当なのかな?中にはスタッフが最悪だったり、悪質な事業所もあるって聞くと不安になるよ…。

確かに、残念ながら質の低い事業所が存在するのも事実です。でも、安心してください。素晴らしい事業所もたくさんありますし、「意味ない」と感じる原因のほとんどは、事業所選びのミスマッチなんです。

「就労移行支援に通ったけど、時間の無駄だった…」 そんな後悔をしないために、この記事では「やめておくべき事業所の具体的な特徴」と、その見極め方を徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたは「ハズレ」の事業所を避け、「アタリ」の事業所を見抜く目を養うことができます。あなたの貴重な2年間を無駄にしないために、ぜひ最後までじっくりお読みください。

【要注意】こんな就労移行支援はやめとけ!ひどい事業所の特徴6選

全国に3,000以上ある事業所の中には、残念ながら利用を避けるべき場所も存在します。以下に挙げる特徴に当てはまる場合は、注意が必要です。

1. スタッフが怖い・高圧的・専門知識が乏しい

スタッフとの相性は、通所を続けられるかどうかを左右する最も重要な要素です。

▼こんなスタッフは要注意

  • 高圧的な態度: 利用者を見下したり、命令口調で話したりする。
  • 話を聞かない: あなたの悩みや希望をろくに聞かず、一方的に訓練内容を決めてしまう。
  • 知識や経験が乏しい: 障害特性への理解が浅く、的外れなアドバイスばかりする。
  • 感情的になる: ちょっとしたことで怒ったり、ため息をついたりする。

もちろん、支援員も人間なので完璧ではありません。しかし、あなたの人格を尊重し、対等なパートナーとして向き合ってくれる姿勢があるかどうかは最低条件です。

【見極めポイント】

  • 体験利用でのスタッフの様子: 見学だけでなく、必ず体験利用をしましょう。数時間~数日間一緒に過ごすことで、スタッフの普段の言動や他の利用者への接し方が見えてきます。
  • 面談での質問への回答: 「私の〇〇という特性について、どのような配慮が可能ですか?」といった具体的な質問を投げかけ、専門的で納得のいく答えが返ってくるかを確認しましょう。

2. 体調不良でも休ませてくれない

障害や病気を抱えながら就職を目指す上で、体調管理は最優先事項です。良い事業所は、あなたの体調を第一に考え、柔軟な通所プランを提案してくれます。

▼こんな事業所は要注意

  • 欠席に厳しい: 体調不良で休むと、嫌味を言われたり、理由をしつこく聞かれたりする。
  • 通所を強要する: 「就職のためだから」「みんな頑張っている」といった言葉で、無理な通所を迫ってくる。
  • 柔軟性がない: 週1日や半日からの利用など、個別の事情に合わせたプランを認めてくれない。

【見極めポイント】

  • 「週1日からでも大丈夫ですか?」と質問する: 見学時に、体力に不安があることを伝え、少ない日数から始められるかを確認しましょう。快く受け入れてくれる事業所を選びましょう。
  • 欠席時の連絡方法を確認する: LINEやメールなど、心身が辛い時でも連絡しやすい方法が用意されているかどうかも、配慮のある事業所かどうかの判断材料になります。

3. 明らかに金儲け主義

就労移行支援は、国の給付金で運営される福祉サービスです。しかし、中には利益を優先するあまり、利用者のことを考えていない悪質な事業所も存在します。

▼こんな事業所は要注意

  • 見学当日の契約をしつこく迫る: 他の事業所と比較検討する時間を与えず、その場で契約させようとする。
  • 就職を急かしすぎる: 利用者の準備が整っていないのに、とにかく就職実績を作るためだけに、合わない求人への応募を強要する。
  • 不正受給の噂がある: 利用日数の水増し請求など、不正行為で行政処分を受けた過去がある(自治体のHPなどで公表されています)。

【見極めポイント】

  • スタッフの離職率: 可能であれば「スタッフの方は、長く働いている方が多いですか?」と尋ねてみましょう。職員がすぐに辞めてしまう事業所は、労働環境や運営方針に何らかの問題を抱えている可能性があります。
  • 口コミサイトで運営会社の評判を調べる: 事業所名だけでなく、運営している会社名でも検索し、過去に行政処分などを受けていないか確認しましょう。

4. 訓練プログラムのレベルが低すぎる・内容が古い

就労移行支援の目的は「就職」です。そのため、訓練内容は現代の企業で求められるスキルに合致している必要があります。

▼こんな事業所は要注意

  • PCスキルが旧世代: いまだにWord・Excelの基本操作しか学べない。
  • 選択肢が少ない: 軽作業や単純作業しかなく、自分が学びたい専門スキル(Webデザイン、プログラミングなど)のコースがない。
  • 教材が古い、自習ばかり: 教材が何年も更新されていなかったり、基本的に動画を見るだけで、質問できるスタッフがいなかったりする。

【見極めポイント】

  • カリキュラムを具体的に見せてもらう: 「Webデザインコースでは、具体的にどのようなソフトをどのレベルまで学びますか?」など、詳細に質問しましょう。
  • PCやソフトのバージョンを確認する: 体験利用の際に、実際に使用するパソコンやソフトウェアが、現代のビジネスシーンで通用するバージョンであるかを確認しましょう。

5. 利用者同士のトラブルが多く、雰囲気が悪い

長く通う場所だからこそ、事業所全体の「雰囲気」は非常に重要です。

▼こんな事業所は要注意

  • 利用者が他の人の悪口を言っている: スタッフが注意せず、利用者間のトラブルを放置している。
  • 私語が多すぎる、または全くない: 訓練に集中できないほど騒がしい、逆にお通夜のように静かで質問しづらいなど、極端な雰囲気。
  • グループワークばかりを強要する: 一人で集中したい人への配慮がなく、コミュニケーションが苦手な人が苦痛を感じるようなプログラムばかり組まれている。

【見極めポイント】

  • 体験利用で1日過ごしてみる: これが最も効果的です。お昼休みや休憩時間の利用者の様子を見ることで、その事業所の本当の雰囲気が分かります。
  • Googleマップなどの口コミを確認する: 「人間関係」「雰囲気」といったキーワードで口コミを検索してみましょう。複数の人が同様の指摘をしていれば、信憑性は高いと言えます。

6. 設立から数年経つのに、就職実績が乏しい

就職実績は、その事業所の支援の質を示す最も客観的な指標です。

▼こんな事業所は要注意

  • 就職者数や就職率を公開していない: 実績に自信がない可能性があります。(ただし、設立間もない事業所は除きます)
  • 就職後の定着率が低い、または非公開: 就職させることがゴールになっており、長く働き続けるためのサポートが手薄い可能性があります。
  • 就職先が特定の企業や業界に偏りすぎている: 幅広い選択肢を提示できず、利用者の希望よりも事業所の都合を優先している可能性があります。

【見極めポイント】

  • 「定着率」を質問する: 「就職率」だけでなく、「就職して半年後の定着率は何%ですか?」と聞いてみましょう。全国平均が約80%なので、これを大きく下回る場合は注意が必要です。
  • 卒業生の就職先事例を見せてもらう: どんな職種、どんな企業に就職しているか、具体的な事例を複数見せてもらいましょう。

良い事業所の特徴とは?

逆に、安心して利用できる「良い事業所」には共通点があります。

  1. スタッフの評判が良い: 口コミで「親身になってくれた」「話をとことん聞いてくれた」という声が多い。スタッフ自身が障害福祉の専門資格(社会福祉士、精神保健福祉士など)を持っていると、より信頼できます。
  2. 就職実績を具体的に公開している: 就職者数だけでなく、「定着率」や「就職先の企業名(一部)」まで具体的に公開している事業所は、支援の質に自信がある証拠です。
  3. 役立つカリキュラムと支援体制がある: ITスキルやデザインなど、現代のニーズに合った専門プログラムが用意されているか。また、企業インターンや就職後の定着支援など、就職に向けたサポート体制が充実しているかも重要です。

結論:失敗しないためには「見学・体験利用」が全て!

ここまで「ひどい事業所」の特徴を解説してきましたが、最も大切なのは、あなた自身の目で確かめることです。

ネットの情報やパンフレットだけでは、事業所の本当の雰囲気やスタッフとの相性は分かりません。後悔しないために、必ず2~3ヶ所以上の事業所に見学・体験利用を申し込み、比較検討してください。

この記事のポイント

  • 「就労移行支援が意味ない」は、事業所選びのミスマッチが原因。
  • スタッフの質、訓練内容、就職実績は必ずチェックする。
  • 良い事業所は、発達障害など、特定の障害への専門性が高い。
  • 最終的な判断は、必ず自分の目で見て、肌で感じて決めること。

就労移行支援は、あなたの人生を良い方向に導く大きな可能性を秘めています。この記事を参考に、あなたにとって最高のパートナーとなる事業所を見つけてください。