発達支援ガイド

個別支援計画とは|通いはじめてからの見直しと、保護者が伝えるとよいこと

公開 2026-09-16 / Findcare 編集部

事業所に通いはじめると、個別支援計画という書類が作られます。「この子に、どんなねらいで、どんな支援をするか」を書いたもので、支援の土台になります。渡されたまま読んでいない、という声もよく聞きますが、ここが合っていないと支援もかみ合いません。

2つの「計画」の違い

障害児支援利用計画個別支援計画
作る人相談支援事業所(またはセルフプラン)通っている事業所の児童発達支援管理責任者
中身どのサービスを、どのくらい使うか(全体の見取り図)その事業所で、どんな支援をするか(現場の中身)
見直し半年〜1年ごと(モニタリング)おおむね6か月ごと、必要に応じてそれより早く

全体の計画があって、その下に事業所ごとの計画がある、という関係です。

個別支援計画に書かれること

  • 子どもと保護者の希望する暮らし
  • 支援のねらい(長期・短期の目標)
  • 具体的な支援の内容と、担当する職員
  • 支援を行う期間と、見直しの時期
  • 5つの領域(健康・生活/運動・感覚/認知・行動/言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)をどう組み立てるか

作成の前には、保護者への聞き取りがあります。このときに伝えたことが計画に入るので、遠慮せずに具体的に話してください。

保護者が伝えるとよいこと

  • 家庭で困っていること(朝の支度、食事、きょうだいとの関係など)
  • 園・学校で言われていること(連絡帳や面談の内容)
  • 子どもが好きなこと、得意なこと(支援の入り口になります)
  • 半年後にこうなっているといい、という希望(「一人で着替えられる」など、場面が浮かぶ言葉で)
  • やってほしくない関わり方(過去にうまくいかなかった方法)

見直し(モニタリング)のとき

おおむね6か月ごとに、計画どおりに進んでいるかを確かめます。次のような点を一緒に見ていきます。

  • 目標にどのくらい近づいたか(できた場面、できなかった場面)
  • 家庭や学校での変化
  • 目標そのものを変えたほうがよいか
  • 通う回数や曜日を変える必要はないか

「特に変わりありません」で終わらせないことが大切です。小さな変化(自分から挨拶した、順番を待てた)を伝えると、次の目標が立てやすくなります。

計画に納得できないとき

  • まず担当の職員か、児童発達支援管理責任者に相談します
  • 計画は保護者の同意があって成り立つものなので、説明を求めてよい書類です
  • 話し合っても合わないときは、相談支援事業所や市区町村の窓口に相談します
  • 事業所を変えることもできます(事業所の選び方

記録を残しておくと役に立つ

家庭での様子を簡単にメモしておくと、モニタリングや就学相談のときに役立ちます。日記のように長く書く必要はありません。

  • 日付と、できごとの一行メモ(「はじめて一人で靴を履いた」)
  • 困った場面と、そのときの状況(時間帯・場所・直前の出来事)
  • 園や学校からの連絡で気になったこと

進級・就学・進学のときは、この記録が引き継ぎの資料になります。

事業所を探す

都道府県を選ぶと、市区町村や駅から絞り込めます。

駅から徒歩15分以内(目安)の事業所を、近い順に表示します。

児童発達支援・放課後等デイサービスの選び方|見学で聞く10のこと保育所等訪問支援とは|園や学校に来てもらう支援の中身と使い方障害児相談支援とセルフプラン|利用計画は誰が作るのか児童発達支援と放課後等デイサービスの違い|対象の年齢・通う時間・受けられる支援受給者証(通所受給者証)の取り方|申請から利用までの流れと、必要なもの放課後等デイサービス・児童発達支援の費用|負担上限月額と、就学前の無償化