介護施設の選び方|見学で見るところ12|同じ種類でも中身は違う
施設の種類が決まったら、次はどの施設にするかです。同じ特別養護老人ホームでも、職員の人数、暮らし方、医療への対応はかなり違います。2〜3か所は見学して比べてください。
見学で見るところ12
- においと音:入ってすぐの印象は、掃除と換気、職員の人数の余裕を映します。
- 職員の声のかけ方:入居者を名前で呼んでいるか。急がせていないか。
- 入居者の過ごし方:日中、居室で寝ている人ばかりか、ホールに出て過ごしているか。
- 職員の人数:日中と夜間で、何人の職員が何人の入居者をみるか。夜勤の人数は必ず聞きます。
- 医療の対応:協力医療機関、往診の頻度、看護師の配置時間(夜間はいるか)。
- 看取りの方針:最期まで過ごせるのか、状態が変わったら退去になるのか。
- 食事:きざみ食・ミキサー食などの対応、食事の時間、できたてか。可能なら食事の時間帯に見学します。
- 入浴:週に何回か。個浴か大浴場か、機械浴の有無。
- 居室:多床室か個室か、持ち込める物、コンセントや収納。
- 面会:時間帯、回数の制限、感染症が流行しているときの扱い。
- 費用:毎月の見積もり、追加でかかるもの(費用の目安)。
- 退去の条件:どんなときに退去になるか(医療の必要度が上がったとき、費用の滞納など)。
聞きにくいことの聞き方
- 職員の入れ替わり:「職員のみなさんは長く勤めていますか」と聞くと、答えづらいことも含めて雰囲気が伝わります。
- 事故やトラブル:「転倒などがあったとき、家族にはどのように連絡が来ますか」と、手順の話として聞きます。
- 身体拘束:「どんなときに、ベッド柵やつなぎ服を使いますか」と具体的に聞きます。方針を説明できる施設は、記録も残しています。
家族の「通いやすさ」も条件
入居後も、面会、相談、持ち物の入れ替え、通院の付き添いなど、家族が足を運ぶ場面があります。
- 自宅・職場からの所要時間(乗り換えの回数、駐車場の有無)
- 面会のしやすい時間帯に行けるか
- 本人が慣れた地域か、家族が通いやすい地域か(迷ったら、通う回数が続く方を選ぶ方が長続きします)
情報の集め方
- 地域包括支援センター:地域の施設の様子をよく知っています
- 担当のケアマネジャー:本人の状態に合う施設を挙げてもらえます
- 病院の医療ソーシャルワーカー:入院中の退院先の相談窓口です
- Findcare の施設ページ:定員、住所、最寄り駅、事業所からの情報を確認できます。気になる施設は検討リストに保存して比べられます
見学のあとに
見学した施設は、その日のうちにメモを残してください。時間がたつと印象が混ざります。
- 良かった点・気になった点を3つずつ
- 費用の見積もり(紙でもらう)
- 担当者の名前と、次の連絡の約束
本人が見学に行ける状態であれば、本人にも見てもらうのがいちばんです。難しい場合は、写真や動画を撮らせてもらえるか聞いてみてください。