介護施設ガイド

介護施設の費用|毎月かかるお金の内訳と、負担を軽くする2つの制度

公開 2026-09-16 / Findcare 編集部

施設でかかるお金は、1つの金額ではなく、いくつかの費用の合計です。内訳が分かると、施設同士を比べやすくなります。

毎月かかるお金の内訳

項目中身決まり方
介護サービス費介護を受けることへの費用要介護度と施設の体制で決まる。自己負担は1〜3割
居住費(家賃・室料)部屋代部屋のタイプ(多床室・個室・ユニット型個室)で変わる
食費1日3食分施設が設定(公的な施設は基準あり)
日常生活費理美容代、おむつ代、レクリエーション費など施設ごと
(民間施設)入居一時金入居時に前払いする家賃など施設ごと。0円のところもある

部屋のタイプで月額はかなり変わります。 ユニット型個室は個室で過ごしやすい一方、多床室より居住費が高くなります。

負担を軽くする制度 ① 負担限度額認定

所得や資産が一定以下の方は、特養・老健・介護医療院・ショートステイの居住費と食費が軽減されます。市区町村に申請し、認定証をもらって施設に提示します。

  • 対象は所得の段階(第1段階〜第3段階)で分かれます
  • 預貯金などの資産の要件もあります(配偶者がいる場合は配偶者の分も含みます)
  • 有料老人ホーム・グループホームなど、民間の住まいは対象外です

負担を軽くする制度 ② 高額介護サービス費

1か月に払った介護サービス費の自己負担が上限を超えたとき、超えた分があとから戻ってきます。上限額は所得で分かれます。居住費・食費・日常生活費は対象外です。

はじめて上限を超えたときは市区町村から申請の案内が届きます。申請しないと戻らないので、案内が来たら手続きをしてください。

医療費と合わせたときの軽減

1年間の医療費と介護費の自己負担を合わせて高額になったときは、高額医療・高額介護合算療養費という制度もあります。年度単位(8月〜翌年7月)で計算し、市区町村の窓口で申請します。

見積もりで確かめたいこと

見学のときは、「毎月いくらになるか」を紙でもらうのがいちばん確実です。次の点を確認してください。

  • 介護サービス費は、いまの要介護度でいくらか(上がったらどう変わるか)
  • 居住費・食費は、負担限度額認定を使った場合と使わない場合でいくらか
  • おむつ代は月いくらか(施設負担のところと実費のところがあります)
  • 医療費(往診・薬)は別にいくらかかるか
  • 民間の施設では、入居一時金の返還のルール(途中で退去したときの計算)

費用の相談先

  • 市区町村の介護保険の窓口(負担限度額認定、高額介護サービス費)
  • 地域包括支援センター(全体の相談)
  • 担当のケアマネジャー
  • 入院中なら、病院の医療ソーシャルワーカー

施設の種類ごとの違いは「介護施設の種類と違い」にまとめました。


参考:厚生労働省「介護保険制度について」

よくある質問

特養と有料老人ホームでは、どのくらい費用が違いますか。

特養は公的な施設で、所得に応じた軽減があるため、月あたりの負担は比較的おさえられます。介護付き有料老人ホームは施設ごとに家賃や管理費の設定が違い、入居一時金が必要な施設もあります。金額は地域と部屋のタイプで大きく変わるので、見積もりを取って比べてください。

年金だけで入れますか。

所得が低い方は、居住費・食費の負担限度額認定を受けられることがあり、年金の範囲におさまる場合があります。預貯金などの資産の要件もあるため、市区町村の介護保険の窓口で確認してください。

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