在宅介護のサービス一覧|訪問・通い・泊まり・用具の使い分け
在宅で使える介護のサービスは種類が多く、名前も似ています。「来てもらう/通う/泊まる/借りる/相談する」の5つに分けると整理しやすくなります。
来てもらう(訪問)
| サービス | 中身 |
|---|---|
| 訪問介護(ホームヘルプ) | 入浴・排せつ・食事の介護、調理・洗濯・掃除などの生活の援助 |
| 訪問看護 | 看護師などによる療養上の世話、医療的なケア、体調の管理 |
| 訪問リハビリテーション | 理学療法士などによる自宅でのリハビリ |
| 訪問入浴介護 | 浴槽を積んだ車で訪問し、入浴を介助 |
| 夜間対応型訪問介護/定期巡回・随時対応型 | 夜間や随時の訪問・通報への対応 |
通う(通所)
| サービス | 中身 |
|---|---|
| 通所介護(デイサービス) | 食事・入浴の介助、機能訓練、交流 |
| 地域密着型通所介護 | 定員18人以下の小規模なデイサービス |
| 通所リハビリテーション(デイケア) | 医師の指示にもとづくリハビリが中心 |
| 認知症対応型通所介護 | 認知症の方に配慮した少人数のデイサービス |
泊まる(短期入所)
- 短期入所生活介護(ショートステイ):特養などに短期間泊まる
- 短期入所療養介護:老健・病院などに泊まり、医療的な管理を受ける
介護する家族の休息(レスパイト)や、冠婚葬祭・出張のときにも使えます。
借りる・買う(福祉用具)
- 福祉用具貸与:車いす、介護ベッド、歩行器、手すりなどを借りる
- 特定福祉用具販売:入浴・排せつに使う用具を購入する(貸与になじまないもの)
- 住宅改修:手すりの取り付け、段差の解消など(上限20万円の枠)
相談する・組み合わせる
- 居宅介護支援(ケアマネジャー):ケアプランを作り、事業所と調整する。利用者の負担はありません
- 小規模多機能型居宅介護:通い・訪問・泊まりを1つの事業所でまとめて使う(月額の定額)
- 看護小規模多機能型居宅介護:小規模多機能に訪問看護を加えた形
組み合わせの例
例1:一人暮らし・要介護1
- 訪問介護(週2回、掃除と買い物)
- デイサービス(週1回、入浴と交流)
- 福祉用具(歩行器)
例2:同居・要介護3・認知症
- デイサービス(週4回)
- 訪問介護(朝の支度、週3回)
- ショートステイ(月1回、家族の休息)
例3:医療的なケアが必要・要介護4
- 訪問看護(週3回)
- 訪問介護(毎日)
- 訪問入浴(週2回)
- 福祉用具(介護ベッド、車いす)
使い始めるまで
- 市区町村の窓口・地域包括支援センターに相談し、要介護認定を申請する
- ケアマネジャーを決める(居宅介護支援事業所と契約)
- ケアプランを作り、サービスの事業所と契約する
- 利用開始。状態が変われば、その都度プランを見直す
費用の考え方は「在宅介護の費用」にまとめました。
よくある質問
どのサービスから使い始めればよいですか。
まずケアマネジャー(居宅介護支援)に相談し、ケアプランを作るところから始めます。要介護認定を受けていない場合は、市区町村の窓口か地域包括支援センターに相談してください。
サービスは何種類でも使えますか。
要介護度ごとに、1か月に使える上限(区分支給限度基準額)があります。その範囲で組み合わせるのが基本です。上限を超えた分は全額自己負担になります。